二人だけど三人暮らし

 最初の記事に書いたとおり、嫁は解離性障害です。(誤認しがちですが『乖離』という意味ではなく『解離』です)。付き合っているときにはそんなそぶりもなかったのですが、離人症という自分の意識がたまに身体から抜けた感覚になったり、言葉ががところどころ抜けてしまったりする症状があります。例としてあげますが、『ほうれん草のおひたしを作った』が『ほうれん草を作った』のように、解釈に戸惑うことがあります。

 そして、結婚するに至る時期には、嫁の中にもう一人の人格がいることがわかりました。(以後Aと言う人格と定義しておきます)嫁は自分に危害がおよびそうになると、Aという人格が出てくるようです。具体的には嫁が特定の曲やアーティストの作品がかかったりすると、急にトラウマっぽい症状になり、そのあとにAが出てきます。私的にはそんなに驚きはしませんでしたが、基本的に嫁の防衛にまわるので、ある意味疑り深くて荒っぽい性格です。

 そして、嫁の人格とAの人格がどちらも出てくることがあることにも気づきました。それは嫁の親と話しているとき。この時は話の内容によって交互に入れ替わるのが、言葉遣いの違いから確認できました。

 Aという人格が荒っぽい理由は、嫁が変な男性(って言うとちょっと偏見に聞こえますけど)がよってきて身の危険を察するとAと言う人格が前面に出てきて相手に威嚇してその場から逃げる役目でもあり、嫁に危害があった場合、Aと言う人格も同じように怪我や命の危険にさらされるわけで、嫁の防衛=自分の防衛と考えれば納得はできます。

 と、ここで、多重人格の一般的な解釈とは何か違うことが解ってきました。

 普通、多重人格(統合失調症の場合など)の場合、主たる人格を否定する別人格が出てくるのが一般的なのですが、嫁の場合は完全に共存しているのです。私は別に驚きませんでしたが、病院のカウンセラーが一番驚いていました。

 そんな感じで世帯人数は2人ですが、結婚したら3人での生活が始まりました。